歩数目標
”死亡や心血管疾患発症のリスクを低下させる1日の歩数については複数の報告があるが(関連記事「週1~2日でも8,000歩で死亡リスク減」)、健康寿命を延伸するための目標歩数は明らかになっていない。京都府立医科大学大学院循環器内科学の西真宏氏らは、国民生活基礎調査と国民健康・栄養調査のデータを基に1日の歩数と健康状態および健康寿命との関連を検討。健康寿命延伸には1日9,000歩、自覚的な健康状態の改善には1万1,000歩の歩行が勧められることを、BMJ Health Care Inform(2024年4月30日オンライン版)に報告した。”(Medical Tribune2024年05月28日公開)
”まず、歩数と健康寿命を反映する指標(HCAL)の関連についてスプライン曲線を用いて解析すると、年齢に関係なく歩数の増加に伴いHCLAが上昇した。特に歩数の少ない例で歩数が増加したときの影響が大きく、歩数の多い例では歩数が増えてもHCALの上昇幅は小さかった”
”健康増進のためには多く歩くことが重要だが、一定値を超えて歩いてもそれ以上の効果は期待できない”
やはり、目標数値というのはエビデンスに従って提示されることが重要なのでしょうね。決して健康寿命を延ばすために歩いているわけではないのだけれど、どうせ歩くなら効果ある数まで歩いていたいと思うもの。わたしのスマホの歩数目標は7000歩に設定してあります。以前は8000歩でした。実際は毎日12000歩程度(雨の日は9000歩程度)歩くのですが、たまに忙しくて目標歩数に達しなかったときに<不合格>表示されるのが癪に障るから7000歩に減らしたのです。あるいはあと500歩で目標に達すると分かったらちょこっと追加ウォーキングとかやっちゃったりして(それがあと1500歩になると「まあ、いいか」と思って返って何もしなくなったりとかしがち)。その日だけの微妙な歩数の差にどの程度の意味があるかはわかりませんが、『目標達成』か『未達成』か、そこには自分の気持ちの上では大きな違いがあるわけです。
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