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サプリメントは効果がある? マルチビタミンは「効果あり」「なし」の両論が ビタミンDのサプリは推奨

マルチビタミンのサプリメントを利用しても、死亡リスクを低下させる効果はみられないことが、米国の約40万人の成人を20年以上にわたり追跡した調査で示された。一方で、マルチビタミンのサプリを飲むことで、高齢者の認知機能の老化を遅らせる結果が示されたという、別の調査結果も発表された。またビタミンDは、カルシウムの吸収を促し、骨を丈夫にする重要な栄養素だ。ビタミンDのサプリについては、高齢者・小児・妊婦、さらには2型糖尿病のリスクの高い人に対しては、十分な量のビタミンDを摂取することが推奨されている。”(保健指導リソースガイド2024年07月08日公開)

サプリメントの功罪をひとことで評価するのはむずかしいところです。特に今回の紅麹事件があって以降、特に単純な理屈だけでは何も推奨できない時世になったと云っても過言ではありません。サプリメントは『足りないモノを補う』という概念だったはずなのに、欧米から「健康的な食べ方を放棄して代わりにサプリを取っておけば偏食があっても全然大丈夫」という考え方が蔓延るようになり、まるでそれがハイセンスなオシャレな生き方だと勘違いする方向に向かってしまった気がします。もちろん、土壌が瘦せてきている昨今、自然の食材から得られる栄養素がどんどん少なくなってしまったものを補うという意味ではサプリを上手く利用したいものだという思いはありますが。サプリ万能というわけではありませんから、今一度、原点に立ち返ってサプリメントの本来の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。

もっとも、一概にマルチビタミンと云っても商品によって栄養素の含有量も違うし純度も違うし、あるいは酸化の有無などでもまったく効果は違うものだと思うので、十把一絡げに『サプリ』『マルチビタミン』で統計分析して真の結論が出るはずがないという気がしております。
 

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