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リフォーム

定年退職し、今後の終(つい)の棲家を5年後くらいまでには考えようと妻と話していたら、突然「マンション買って便利なところに引っ越すという考えはやめた」と妻が云い始め、「わたしは最後までこの家でずっと過ごすことに決めた」と。「それならもう早々にリフォームして住みやすい環境にしないと、『そのうち』とか云ってたらどんどん年取るだけで、その快適な家に住む期間が短くなるだけじゃん」と云う。まあ一理ある。ということでとんとん拍子にリフォームの方向で住宅会社と話し始めることにあいなりました。

そもそも我が家は中二階に生活の中心がある吹き抜けの家。吹き抜けをつぶして上に部屋を作ることになったものの、本当はこれから歳とともに膝が悪くなって階段上るのが大変になるから生活の場を一階に移そう!という発想からリフォームを考え始めたのに、気づけば結局中二階の生活は変わらずさらにその上に上ることになりそう。「階段の生活してきたからこんなに元気でいられるのかもね」と開き直った妻。階段の幅を少し広げてもらってゆっくり上れるようにアレンジすることにしました。

一方、洗面所や風呂まわりのリフォームで考えることは、今後介護の世界になったときに介護車がスムーズに来てもらえるスペース作り。まだ今回はそこまでできないけれどそれを見越した設計(壁を壊せばすぐに介護車が入ってこれるような)にしてもらうことにも。大きすぎる家を減築したかったのに気づけば前より部屋数増えることになりそう。でもまあ、手を入れる以上は年老いた老夫婦の家として考えねばならないというコンセプトは忘れないようにしましょう。

そして、この機会こそが断捨離のチャンス。今まで面倒で捨てなかったもろもろを全部処分してもらって、モノを今の1/3以下に減らすんじゃ! でもその端から妻はまたすぐにモノを増やしていくんだろうな。お義母さん見てると想像つくがなぁ。

 

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