豪雨災害
とんでもなく大きくていつまでも停滞する台風や突然発生する線状降水帯やでこれまでの雨災害の常識を完璧に覆し続けている今年。先日の石川の豪雨災害で流されて命を落とした人たちが懸命の捜索でひとり、またひとりと発見されています。テレビで話題になっている中学生のお嬢さんも遠く離れた隣県まで流されたのが発見されたと報道されました。昨日は猛烈な台風18号が偏西風に乗ることもできずに台湾付近をいつまでも彷徨って台湾に甚大な被害をもたらしている情景がテレビ報道されていました。
台風は発生する度に予想進路が気になり、自分の住む地や故郷の地を避けて通ると「よかった」と胸を撫で下ろします。今回の台風18号も、「九州には近づくな! 大陸側に逸れろ!」と念じ続け、思惑通りに事が進んで安堵しました。石川の第豪雨も確かその前に九州をかすめていった台風のとんぼ返りが影響したと記憶しています。
自分が被害に遭わない様に願うがために他に逸れることを願うと云うことは、私ではない私の知り合いではない誰かが私の身代りになることを念じると云うことになります。「被害にあった人たちは可哀想に」と思うけれどでも元をただせば「自分じゃなくて良かった」の裏返し。別に私が念じたから台風のコースが変わったわけではないけれど、なんか申し訳ない気がしないでもありません。せめて、こころからご冥福を祈って合掌しなければこころ安まらない気持ちです。
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