予測不安
うちの愛犬3歳半は相変わらずの予測不安の塊で、家の外をトラックらしき車が走っていく音がするだけで血相変えて二階に逃げて上がります。それどころか、散歩中に遠くにトラックらしきものが走っているのに気づいたりコンビニの駐車場に貨物車が停まっているのを目撃しただけで逃げていこうとします。わたしが風呂上がりにドライヤーを持った音(まだコンセントすらはめていないのに)を聞くだけでも逃げ上がりますし、最近だと日が短くなったので散歩で家に帰りつく前の路地で遠い向こうから車のライトが近づいてくるだけでも踵を返そうとします。きっとあのライトがクロネコヤマトのトラックのものと想像するのでしょう。
「この子の激しい予測不安はちっとも治らないね」・・・散歩中にわたしがそう云ったら、すかさず妻が「あなたにそっくり」と云う。「ボクはこの子みたいな予測不安な人間じゃないよ」と反論したら、苦笑いしながら「あなたは予測不安だらけよ」と一蹴されました。一週間後の天気が雨かもしれない、台風が来るかもしれない、寒いかもしれない・・・そんなことを一週間ずっと云ってるし、どんどん預金が減っていくからこのままだと一文無しになるかもしれない、咳がなかなか治らないから変な感染症かもしれない・・・などなど、挙げれば切りが無いというのです。天気なんて直前にならないとどうなるかわからないんだし、お金なんて天下の回りものでしょ!とおっしゃる。咳が気になるならさっさと内科を受診しなさい!とも。
はいはい、あなたのおっしゃるとおりでございます。でも、常に『転ばぬ先の杖』、最悪の状況を想定していれば概ねのことが想像より軽く済んで「よかった、よかった」となるじゃない。これがわたしと愛犬の処世術なのさ。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- サブスク社会(2025.01.15)
- 若さに憧れる(2025.01.14)
- 21世紀は未来にあらず(2025.01.09)
- 文字が爺さん(2025.01.06)
コメント