どう、元気?
職場のスタッフのお嬢さんに「おはよう。どう?元気してる?」と声をかけたら、「はい、元気ですよ」と弾んだ声で返ってきました。
中堅どころのスタッフに「体調はいかが?」と声をかけたら、「まあ、ぼちぼちです」などと関西の商人みたいな返事が返ってきました。
「先生こそお元気ですか?」と返されたので、「あんまり元気じゃないね」と答えたら「そりゃいけませんね」と笑いながら聞き流して、どこかに行ってしまいました。
いやこれ、カラ元気でもなく、本当に萎んできているのです。カラダだけじゃなく、ココロも何か萎んできています。日ごろ付き合っている友人知人が年老いてきているからなのかもしれません。「定年退職して年金生活に入るから、もう誕生日プレゼントのやり取りは今年で最後にしましょうね」という友人。事業が忙しい割になかなか上手くいかず、ついに長年持っていたゴルフ会員権を売ってしまった知人(「どうせなかなかゴルフには行けなくなったし」と笑ってはいますが)。日常生活に何の変わりもないのに、そんなことがあると何かうら寂しくなります。わが家の行く末も似たようなモノです。今日も洗車しながら「この車を買い替えることはもうないだろうな」とか思いました。
太ってきたカラダについては止むなしと思ってはいるし、こんなこと長い人生で何度も経験してきました。それにともなってみっともない体つきになることも気にはなります。気にはなりますが、「ま、しょうがないかな」と玄関の姿見鏡をみながら呟いてしまっています。それよりも姿見に映る自分の顔が「じいさんになった」と実感するようになりました。全体像としてしゅっとしているとかそういう見方をしていたのに、カラダがずんぐりなことよりもクビの皺が目立ち、目が開かなくなり、パーツが全部垂れ下がっている自分の顔周りが気になって、そして凹んでしまう今日この頃。
でもまあ、声だけは「若い」と云ってもらえるから、まだいいか。
最近のコメント