忘年会
先日、職場全体の忘年会が盛大に開催された模様です。わたしがこの忘年会に参加しなくなってもう10年以上くらい経つかもしれません。昔は超満員の立食形式でそれでも2回や3回に分けて開催されていましたが、徐々に参加者人数が減ってきて年1回の開催になりました。コロナ禍では『オンライン忘年会』とか『メタバース忘年会』とか、実行委員はいろいろ趣向を凝らして開催努力をしてきた模様です。
わたしの場合は、立場的にも職場的にも参加者の中に日常で顔を合わせるメンバーがあまりいない上に他部署の若い連中の盛り上がりを眺めながら「居場所がない」という状況なので参加しなくなったわけですが、最近は若い連中も含めて「別にこの会に参加しなくてもいいわ」と敬遠する人が増えている印象を受けます。「一緒に飲んでいて楽しくもない上司と顔を合わせながらわざわざ金まで払って飲食するなんてバカらしい」と考える。「別に強制でないのなら、気心の知れ合った連中と飲んだ方が実りある」ということで参加しないとか、そもそも会が開かれないとか、そんなことが増えているのではないかと推測します。
さらに5年近いコロナの影響は大きい。今まで「忘年会をしないと年は終わらない」という固定観念が、「そんな宴会、開かなくても何も困らない」と実感できたら一気に壊れてしまったという感じ。最初は「物足りない」と感じた人たちもすぐに慣れてしまったのでしょう。わたしたちのゴルフ仲間の忘年会も今年はメンバーの半分以上が欠席。「何は無くても忘年会だけは参加する」というオヤジばかりだったのに・・・「めんどくさい」だけでなく、メンバーもどんどん歳を取り、「家族が、孫が・・・」と他のやんごとなき理由も多くなるお年頃になってきたのかもしれません。
「飲みニュケーションは大事だよ!」なんて死語はさらに化石となり、そんなコトバすら「意味不明語」になってしまっているものと推測します。
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