マスクの功罪
今年のインフルの流行は爆発的で、例年(コロナ前)より遙かに急速でしかもピークがどれくらいになるのか想像もつかないと云われています。コロナも決して消失はしていません。もっとも、もともとあった冬風邪の原因ウイルスの代表がコロナなわけですから、新型コロナが旧型コロナに入れ替わっただけという見方もできましょうが。その他、伝染性紅斑(リンゴ病)や手足口病やマイコプラズマ肺炎やあるいは今中国で流行しているヒトメタニューモウイルス感染や、まあしばらくコロナ以外の感染症がナリを潜めていた分だけ免疫がないからいろいろなモノが一気に吹き出してきていて大変です。それでなくても強烈な寒波だし、受験生さんやその家族は気が気ではないでしょう。
そんな中、わたしもわたしの妻も隣に住む義母も、もうここ5年来まともな呼吸器感染症に罹っていません。これはひとえにマスクの成果ではないかと考えます(妻はほとんどマスクはしませんが、ほとんどアトリエと郵便局と家の自家用車による移動だけで他人と接触する機会が極端に少ないせいだと思います)。むかし、インフルエンザ予防にマスクは効果がないと評され、うがいと手洗いだけで十分だと云われてきていましたが、新型コロナのまん延防止にマスクが多大な効果をもたらしたのをきっかけにその他の感染症予防にマスクは有効であることが証明されてしまったと云ってもいいのでしょうか(真偽のほどはわかりませんが)。わたしたちは仕事柄、出勤してから帰宅するまでずっとマスクをしていますし、人混みに入るときもマスク着用は義務。「いまだにマスクしている人の神経がわからない」などとSNSで揶揄されながらもするべきことは続けてきました。
意外に、インフル予防にマスクが有効かもしれないということになった原因には、世の中の多くが新型コロナ以降、『マスク』と云えば『不織布マスク』というのが常識になってきたことも大きいのかもしれません。昔のマスクは『布マスク』で、ひと冬をほぼひとつのマスクで過ごしました。不織布マスクはどこか病院の手術室の感じがして街中で使うのがちょっと恥ずかしかった記憶があります。でも、今の方が菌やウイルスの防御効果が布マスク時代とは比べ物にならないくらい高くなっているはずです。
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