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医学書

断捨離を敢行する日々が続いています。雑誌類や辞書類を2回に分て紙ゴミの収集の日に出し、ブックオフで買ってもらえるモノは箱に入れて持っていってもらい、わが家には本がほとんどなくなりました。残っているのは恩師の書いた本や友人の書いた脚本の一部や妻の占いの本やあるいはわたしの人生の考え方を変えたバイブルのような数冊の本のみ。つまり、わたしの大学以降の歴史は概ね処分しました。スッキリはしているのだけれどどこかうら寂しい気持ちも付いて回ります。

学生の頃、分厚い医学書や講義ノートを指して、「これは君たちの医者としてのバイブルだ。一生大事にして持って歩き、判断に困ったときにはページを開けて原点に戻って確認しなさい」と教授たちに口酸っぱく云われたものですが、現代社会の日進月歩の医療の進歩は想像以上に著しく速く、もはや当時の教科書など何の役にも立ちません。後生大事にセピア色に変色した教科書など持ち出しても鼻で笑われるかもしれません。しかも今や分厚い内科や外科の教科書など場所を取るばかりで、何でもかんでもデータ化され電子書籍として存在します。それを使えばスペースも取らない上に必要な内容は検索すればすぐに出てくる時代。さらに、教科書がなくても医療現場で判断に迷ったらその場でネット検索すればそれなりの解答はすぐ手に入る時代です。

そんなことを考えたら、少なくとも医学書の類を処分したのは良かったのかもしれません。

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