定期報告（１０）

術後2週間目。ほぼ慣れてしまいました。昨日術後初めてのゴルフしたら、よく当たるようになっていました。右目が見える様になった恩恵があまり感じられていなかったから、なんかちょっと嬉しい。自宅リフォームは、先週までの強烈な破壊作業が一段落した様で週末からはロフトのフロアが生まれたり新しい扉の枠が入れられたりと創作活動が始まった感じです。

誕生日

粛々と誕生日を迎えました。

昨年来、わたしも含めてわたしの周りで想定外の出来事が立て続けに起きておりますが、それでもそれぞれが大きな問題も起こさずに今のところは粛々と通り過ぎていっております。

どうか、この一年が安泰な年でありますように。

定期報告（９）

極めて順調な経過。これまで白内障手術を受けたことのある諸先輩方が助言してくれはするけど、正直何の参考にもなりません。明らかに術式が違います。高々2ミリの穴を開けて超音波で水晶体を吸い取ってその穴から人工水晶体の丸めたやつを挿入すると中で広がって完了！なんてイメージ（医療者とは思えない表現ですが）ですから、術後２日目にはすでに洗髪可能になるなんて。まだそれなりに普通ではない感覚があるし、老眼鏡との共存がまだこれからですが、とりあえず山は越えました。あとは免許証更新申請とリフォーム進行が順調であれば申し分なしです。

今日から保護メガネが免除になりました。

『ステージA（後）』

定期コラムの掲載された機関誌が発行されたそうなので、転記しておきます。今回のは前回の続きではありますが、ちょっと敵を作りそうな過激な文章になりました。いつもゆるゆるの内容なので反感を持たれるかもしれませんが、まあ押さえておくべきことは押さえておかないと。

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『ステージA（後）』

心不全の程度を表すステージはAからDまであります。前回ここに書いたステージAはその入り口にあたる状態で、「高血圧、糖尿病、肥満など心不全に繋がるリスクがあるがまだ心臓の病気や心不全症状がない状態」と定義されています。世間一般の方が“心不全”と認識するのはステージCからでしょうが、怖いのは、今のステージがどれであれ、心不全のステージは進む方向しかないことです。心不全など全く他人事と思っている人も多いでしょうが、自覚症状がないままに進行していく病気として現代病の中では最も厄介なもののひとつに挙げられています。「健診で血圧以外は何も言われないし何の症状もないから全然無縁のもの」と思っているかもしれませんが、ステージAは単なる生活習慣病であるにもかかわらずこれが心不全の始まりでありここから進む方向しかないということは、「高血圧を甘く見てはいけない！」ということに他なりません。

私が高血圧症の治療を受け始めてから20年になります。無症状のつもりでしたが服薬を始めたら妙に頭がスッキリして、降圧のおかげなのだなと実感したものです。でもここ数年、毎朝測定する血圧は高めになり、何度か測定すると許容範囲には落ち着くものの、外来受診した時に「先生、血圧180mmHgもありますけど、これで良いんですか」と看護師さんに指摘され、さすがに気になって循環器内科で相談したのが一昨年の暮れ。24時間血圧計を装着したら睡眠中と朝夕以外はほぼずっと高値だと判明し、内服薬を大量に増やされて今に至っています。値が高くても自覚症状はなく、服用量を増やして120/80mmHg以下にコントロールしても自覚症状の変化がありません。これだけ自覚症状がなければ自ら服薬しようとも思わないし、「変わりないから勝手に止めた」という患者さんの気持ちも分からなくはありません。でも、それが如何に危険かと言うことは前回お書きしました。

「血圧は少し高めの方が健康」とか「血圧の薬は飲み始めると止められないから飲まない方がいい」とかいう都市伝説は20年以上前からいまだにまことしやかに言われています。当時の壮年が高齢者になり、そのまま長年放置した結果として今心不全が問題になっている可能性もあります。また、「もう90歳を超えた隣の婆さんは若い頃から血圧が高いけど薬も飲まずに今でも野良仕事している」とか言って、だから自分は大丈夫だと言い張る人もいますが、それは「大谷翔平にできるからオレにもできる」と言っているようなもの。彼らは私たちとは違う極めて特殊な人なのだということも心得た方がよさそうに思います。

定期報告（８）

昨日、無事に右目白内障の手術終了。ちゃんと見えるかどうかは今日包帯を取ったらわかります。とりあえず、包帯の隙間からちょっとだけ外界が見えるから、人工水晶体挿入は失敗はしていない模様。

そして、昨日は熊本地震前震から９年目。今夜半（正式には16日）が本震から9年目ということになります。

定期報告（７）

4月に入り、満開の桜もそろそろピークを超えましたがその他の花々が一気に春を告げに花開いてきました。

術前検査は順調。手術の説明も終わりました。説明してくれる段取りは話す人で若干違うけどまあ最終の説明に従っておけば良かろう。もう気持ちは落ち着きました。あとは体調整えるだけ。

リフォームは思っていたほど進んでいない印象。最初に渡してもらった工程表ではもうとっくに2階のロフトが出来上がって今週は階段の架け替えに入るはずなのに、どれも始まってないけどなー。周りにいくつか建てている同社の新築住宅が順調にでき上がっているからあっちに大工さん取られているのかしら？　ま、気長に待ちましょう。